藤田菜七子が2週連続V 福島6Rでスパークオブライフを初勝利に導く

[ 2019年7月14日 14:06 ]

福島6R・3歳未勝利戦をスパークオンライフで制した藤田菜七子(中央)と小島師(右)
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 福島6Rの3歳未勝利戦(芝2000メートル)で、藤田菜七子(21=根本)が3番人気スパークオブライフ(牝=小島)を初勝利に導き、スウェーデンから帰国後2週連続となる勝ち星を挙げた。

 “世界女王”が堂々たる競馬で今年の20勝目(地方2勝)、通算72勝目(地方7勝)を決めた。「馬のリズムに任せて競馬をしようと思っていた。思ったより後ろからになったが、何回も乗って脚があるのは分かっていたし、この馬の力を信じて乗ることができた。こういう馬場も苦にしない」と自信に満ちた笑顔を見せた菜七子。同馬とは4戦続けてコンビを組み4、3、2、4着と惜しい競馬が続いていたが、敗戦の経験をきっちり勝利に繋げた。

 序盤こそ後ろから2頭目も、重馬場の割にハイペースになった流れを見極め、向正面で進出を開始。前を早めに射程圏に捉える4番手で4角を回ると、抜群の手応えで突き抜けた。2着スズロザーナに3馬身半差をつける完勝。「後ろからになったから心配したけど、上がっていった4角で勝てると思った。この時期の未勝利を勝ってくれたのは大きい。もちろん減量特典もあるが、いつもしっかり考えて乗ってくれている」と、見守った小島師の一抹の不安を一瞬で吹き飛ばす会心のレースだった。

 「私はいつも次の1勝を目指すだけ」。菜七子が常々口にしている言葉だ。“世界女王”のタイトルもまだ進化の過程。勝利のみを求めて歩み続ける。

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2019年7月14日のニュース