【ファルコンS】ハッピーアワー大外強襲V!幸四郎師初重賞V

[ 2019年3月17日 05:30 ]

直線で叩き合い勝利したハッピーアワー(手前)(撮影・平嶋 理子)  
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 中京メインの「第33回ファルコンS」はハッピーアワーが大外15番から鮮やかに差し切り勝ち。昨年3月開業の武幸四郎師(40)はJRA重賞初勝利を飾った。

 道中は馬群の後方で構え、じっとチャンスをうかがった。直線は外へ。最後は内で食い下がるグルーヴィットを振り切った。初コンビを組んだ吉田隼は「4コーナーの手応えは抜群。追い出すと、すぐに先頭に並んで、しっかり伸びてくれました」と話した。

 ここ2走はデイリー杯2歳S3着、シンザン記念5着とマイル重賞に起用。前任者の秋山が末脚を引き出す競馬を続け、それが1F短縮のここで実を結んだ。吉田隼が「秋山さんにいろいろ聞きました」と感謝すれば、武幸師も「秋山が競馬を教えてくれた」とねぎらった。「うちの厩舎の最初の世代から、こういう存在が出て良かった」。子馬の頃から成長を見てきた若駒でのタイトル奪取に満面の笑みを浮かべていた。

 ◆ハッピーアワー 父ハービンジャー 母サクセスシルエット(母の父ディープインパクト) 牡3歳 栗東・武幸厩舎所属 馬主・高嶋祐子氏 生産者・北海道浦河町の吉田ファーム 戦績7戦3勝 総獲得賞金7798万6000円。

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