【フェブラリーS】菜七子に根本師後方支援 2つのVTRでイメージ共有

[ 2019年2月12日 05:30 ]

初めてのG1レースに挑む藤田と2つのVTRを見せて作戦会議をした師匠の根本師
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 藤田菜七子の師匠・根本康広調教師(63)が、距離延長が課題とされるコパノキッキングの騎乗法のヒントとして、2つの秘蔵VTRを菜七子に見せたことを明かした。

 1つ目は91年11月2日の根岸S(G3、東京ダート1200メートル)。現役騎手時代の同師を乗せたトモエリージェントが先行して押し切ったレースだ。2つ目は同じ人馬で挑んだ93年2月20日のフェブラリーH(G3、東京ダート1600メートル)。フェブラリーSの前身で、当時はハンデ戦として行われていた。同レースでは、リージェントは5着に終わった。

 「直線入り口では根岸Sの時と同じ手応えだったので、一瞬“もつかな”と思ったけど、ラストはやっぱり伸びなかった。コパノキッキングにも距離不安があるよね。長いものは長い」

 ただ、先行するしかなかったリージェントと違って、キッキングはこれまで逃げ、好位からの抜け出し、後方からの追い込み、といろんなレースをしてきた。脚質自在。だからこそ、根本師はそのVTRを菜七子に見せながら、こう助言した。

 「ペースが速いと思えば、前半の200メートルを捨てればいい。スタート直後の判断が重要になる」

 騎乗経験が豊富だと、初コンビ(テン乗り)でも過去に乗った馬と重ね合わせることができる。騎乗経験こそ騎手の財産。「菜七子も口に出さなくても、これまで乗ってきた馬とダブらせているかもしれないね」とした。

 そして、同師はVTRを見終えた菜七子に最後に説いた。

 「もっと大切なのは、レースで馬の息遣いと騎手のリズムを重ね合わせて乗ること。人馬一体ってやつだ。G1の雰囲気にのまれず、キョロキョロして周りの動きに惑わされず、自分とキッキングの世界を築け!!」――。

 人馬一体となるための師弟一体。菜七子の頭の中には徐々に大一番での騎乗シミュレーションが描かれつつある。

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