【高松・開設記念】太田 記念初優勝!今年最初のG1へ弾み

[ 2019年2月4日 05:30 ]

競輪の高松開設68周年記念でG3初優勝を果たし、写真に納まる太田竜馬(中央)
Photo By 共同

 太田竜馬(22=徳島・109期)が2角インまくりで記念初優勝を飾った。

 レースは鈴木―平原―中村―太田―小川―渡部―山崎―園田―中本で周回。残り2周半から山崎がゆっくり上昇し、打鐘前から先行態勢。園田が踏み遅れ、外を踏んだ太田が3角で山崎の番手を奪取する。打鐘4角から鈴木―平原―中村が巻き返すと、最終2角で山崎が外に振ってけん制。内に詰まったかと思われた太田が空いた内を突いてまくり、後続を2車身離し押し切った。平原は3角から自ら踏んだが、2着に入るのが精いっぱいだった。

 デビュー戦の地で待望の記念初Vを飾った太田は「何回も記念決勝で飛んでいたし不思議な感じ。涙するかと思ったけど、まだ現実を受け入れられない」と普段と変わらずクールな受け答え。「番手に入ってからは落ち着いてって感じ。鈴木さんが来て外はかぶっているし内だけを狙っていた。内が重くて長い半周だった」と振り返った。

 昨年末にヤンググランプリを制し、今年はすでに3V。勢いは止まらない。

 「記念を勝ったからといってG1は獲れるものでない。今まで通り、いっぱいいっぱいでやるだけ」

 今年最初のG1全日本選抜(8〜11日、別府)に大きな弾みがついたのは間違いない。パワーアップした走りで頂点まで一気に駆け上がる。

 ◆次走 決勝戦1着・太田竜馬、2着・平原康多、3着・小川真太郎の次走斡旋はいずれもG1全日本選抜。

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2019年2月4日のニュース