菜七子 2週連続V!JRA通算50勝王手でG1へ弾み

[ 2019年2月3日 05:30 ]

中京3Rをリチュアルローズで勝利した藤田菜七子(左)
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 JRA女性騎手史上初のG1騎乗に向けて藤田菜七子(21)のギアが上がってきた。2日の中京3Rをリチュアルローズ(牝6=新開)で快勝。2週連続Vで、JRA通算50勝に王手をかけた。また、2着も3回。8鞍中4度も馬券に絡み6度が掲示板圏内と好調モードに突入した。コパノキッキング(セン4=村山)でのG1フェブラリーS(17日、東京)騎乗が決まってから初のJRA騎乗で改めてその存在感を見せつけた。

レース結果

 着実な成長を感じさせた菜七子の白星だった。中京3R、1番人気リチュアルローズをあっさりとVへ導いた。

 「ポンとスタートを出てくれて道中も凄く楽に運べた。その後は目標の馬を見てしっかり伸びてくれた。うまくいきました」

 “馬のおかげ”を強調したが、随所で技術が光った。初コンビの馬をスッと好位へと誘導。3、4番人気の2頭が見える位置を確保した。ロスなく直線へ。追う姿勢は非常に低く、空気抵抗が少ないことは明らか。上下のブレもなく、筋力と体幹の強さがアップしていることを見せつけた。

 関係者の評価は急速に高まっている。同馬を管理する新開師は「あのモレイラで勝てなかった(前々走3着)馬を勝たせた。本当に言うことなしの騎乗だった」と本人の前で絶賛した。「とんでもないです」。菜七子は謙遜したが手応えをつかんだことだろう。

 2着のレースも見せ場たっぷりだった。1RはコパノキッキングでのG1騎乗が決まってから初のJRA騎乗だったが、いきなり、そのDr・コパこと小林祥晃氏の所有馬キモンカラー。同オーナーがレース直前に「コパに金運を運び込むような走りを期待しています」とブログに記す中、7番人気馬で堂々と好位の外から進出。残り200メートルで先頭に立ったように見えたが、最後はインをすくった勝ち馬に首差かわされての2着だった。

 奮闘は続く。8Rは狭いインからしっかりと進路を確保し、サンタナブルーを銀メダルまで持ってきた。9Rは、これまで末一手だったアラスカノオーロラをあっさりと好位で立ち回らせ首差2着。馬から新たな可能性を引き出した。

 完全に“ゾーン”に入ったように見えるが「いい馬に乗せていただいているので…」と本人は恐縮。これでJRA通算50勝に王手。先週のVに続き、減量1キロの☆でも勝ち星量産体制に入ってきた。それでも「特に数字は意識せず、次の1勝だけを考えたい」。3日も中京で5鞍に騎乗する。上向きっぱなしの菜七子のベクトル。フェブラリーSでの歴史的Vまで勢いは止まりそうにない。

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