【きさらぎ賞】ダノンチェイサー、重賞初制覇でクラシックへ 川田ホッ「まずは1つ獲れて良かった」

[ 2019年2月3日 17:07 ]

<きさらぎ賞>直線で差しきり、重賞初制覇のダノンチェイサー(左)(撮影・平嶋 理子)
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 レースの1時間ほど前から降り出した雨を物ともせずに、ダノンチェイサーが力強く押し切った。17年セレクトセール1歳セッションで3番目に高い2億7000万円の値が付いたディープインパクト産駒。昨年7月のデビュー戦4着以来、2回目の手綱となった川田は“責任”を果たして安どの笑みを浮かべた。

 「これだけの金額で、セリで取り引きされた馬。まずは1つ、タイトルを獲れて良かったです」

 戦前は折り合いがカギとされたが杞憂に終わった。逃げたランスオブプラーナから3馬身ほど離れた2番手追走。前に壁がなくても何とか我慢が利いた。皐月賞は2000メートル、ダービーは2400メートルだけに安心はできないが、ひとまず1800メートルは合格と言える。池江師は東京競馬場でレースを見届け、「この後は皐月賞からダービーに向かいたい。今後はリフレッシュした上で皐月賞直行となるかもしれません」と笑みを浮かべた。名門のディープインパクト産駒が、クラシックを大いに盛り上げそうだ。

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2019年2月3日のニュース