光る原石１９歳桜井ＹＪＳ優勝だ！

２０１８ヤングジョッキーズシリーズファイナルＶへ意欲を燃やす桜井光輔
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　【地方からの風】「もちろん狙うは優勝です」

　そう力強く宣言して目をぎらつかせたのがデビュー２年目の１９歳、桜井光輔（川崎＝八木喜）。２０１８ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンドの地方東日本地区をトップ通過。それも３勝を挙げ、ＪＲＡ、地方を通じて唯一１００ポイント超え（１０２ポイント）でファイナル進出を果たした。１２月２７日に大井、２８日中山の計４戦でＪＲＡ７、地方７の計１４人で争われるが「いい騎乗馬に当たるのも実力のうちだと思っている。中途半端な騎乗をして悔いは残したくない。同世代でのレースだけに思い切って乗って結果を出してくる」と頼もしい。

　デビューから見守ってきた師匠の八木喜師も素直で真面目な性格が着実に騎手としての成長をうかがわせているとした上で「体つきもしっかりしてきたし、周りを見て落ち着いて騎乗できるようになった。大きな舞台を踏めるチャンスをつかんだのだから結果とともにいい経験を積んでほしい」と目を細めた。

　桜井は芝コースでの騎乗は初めて。「ダートと違って感触が気持ちいいんでしょうね。ワクワクはしていますが、勝負ですから中央のレースを見て研究はしているし、ジョッキー目線でイメージは膨らませています」。３年目へのジャンピングボードとなるレースへあと１カ月。若武者は日々腕を磨いて挑むつもりだ。　（矢内　浩美）