【チャンピオンズC】ケンタッキー、馬具着用で一変だ

[ 2018年11月30日 05:30 ]

小牧太騎手を背に坂路で単走で追い切るアポロケンタッキー
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント・栗東=29日】先々週の日曜に登録馬が発表されてからチャンピオンズCは賞金上位が次々と回避。なかなかメンバーが固まらなかった。出馬投票があったこの日、ダノングッドが回避して15頭立てで確定。まさかフルゲート割れになるとは登録段階で柏原は想像できなかった。

 先週金曜の浦和記念で4着だったアポロケンタッキーは連闘でここへ。全休明けの火曜から坂路入りを再開するなどタイトなローテでもヘコたれる様子は一切ない。この日は一昨年3月の仁川S1着以来、約2年9カ月ぶりにコンビを組む小牧を背に坂路へ。テンの1Fはゆったり入り、そこからスムーズに加速。4F56秒3、ラスト13秒2で駆け上がった。レース翌週に時計を出せるのも元気だからこそ。引き揚げてきた小牧は「15―15で入って最後だけ伸ばした。疲れはなさそう」と好感触。「以前、乗せてもらったときも乗りやすかったから」と操縦性をアピールしている。

 浦和記念は小回りのコース形態で2枠2番がアドバンテージになると思いきや道中、内で包まれて最後の直線で外に出してからもエンジンに火がつかず。結果的に内枠がアダになったと言わざるを得ない。富岡助手は「キックバックを嫌がるとジョッキー(モレイラ)が言っていたし、砂をかぶるのが良くなかったみたい」と回顧。秘める闘志を引き出すべくシャドーロールを着ける予定となっている。下方の視界を制限することで前方への意識を高め、それが推進力につながれば…。16年東京大賞典Vの実力馬が息を吹き返す!

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2018年11月30日のニュース