角居師、6カ月の調教停止 距離誤認の山田は3カ月騎乗停止

[ 2018年11月8日 05:30 ]

角居勝彦師
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 JRAは7日、東京港区の六本木事務所で裁定委員会を開き、酒気帯び運転で罰金刑を受けた角居勝彦調教師(54=栗東)に対して6カ月(18年7月6日〜19年1月6日)の調教停止処分を下した。

 同師は7月6日午前0時頃、栗東トレセンに近い滋賀県草津市内の市道で自家用車を運転していたところ、ワンボックスカーと交差点で出合い頭に衝突。ケガ人はいなかったが、草津署員の検査で基準値を超える呼気1リットルあたり0・18ミリグラムのアルコール分が検出され、道路交通法違反容疑(酒気帯び運転)で現行犯逮捕された。裁定委員会の議定(処分確定)までの間、調教停止とする処分が即日科され、管理馬全78頭は栗東・中竹厩舎に転厩。10月3日には大津簡易裁判所から罰金の略式命令を受けていた。同師は故郷・石川県で祖母の代から始まった天理教の教会を継ぐため21年2月で引退する意向を今年1月に表明している。

 また、距離誤認で騎乗停止中の山田敬士(21=小桧山)に対する裁定委員会も同日開かれ、3カ月(18年10月14日〜19年1月13日)の騎乗停止処分が決まった。今年3月にデビューした同騎手は10月13日の新潟6Rで距離を誤り、逃げていた騎乗馬ペイシャエリートを1周目のゴール板通過後に減速。その後、2周するレースだったことに気付いて再び追ったが、勝ち馬から4秒8差の最下位12着に終わった。裁定委は騎手としての注意義務を著しく怠ったものと認め、3カ月の騎乗停止とした。

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