【秋華賞】国枝師 アパパネに続く2頭目快挙に「ホッとした」

[ 2018年10月15日 05:30 ]

<秋華賞>アパパネ以来2度目の牝馬3冠を達成した国枝師(中央)らアーモンドアイ関係者(撮影・田中 健作)
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 興奮した様子はなかった。国枝師は柔和な笑みを浮かべながら関係者と2度目の3冠の握手を交わした。「。仕上がりは八分程度。緊張はしたが私がバタバタしても仕方ないから」。4角で後方に置かれても慌てなかった。「外に出せば大丈夫」。まさに泰然自若だった。

 ぶっつけで3冠目に挑んだ。「あれだけの能力。暑い時季に無理をさせたくなかった。仕上げに関しては今回が“2回目”だからね」。奇策ではない。10年アパパネで得た経験から出た結論であることを強調した。「今回は(同世代の周囲と比べて)馬のレベルに差がある。気が楽だった」。ずばり、言い切った。

 レース後、馬に熱中症のような症状が出たことを明かした。「自分で体をコントロールできずフラフラしていた。水をかけたら落ち着いたし大丈夫。脚元も問題なかった。息遣いは、むしろ凄く楽な感じだった」。そんなコンディションで、あの決め手を繰り出したことに驚く。隠すことなく指揮官が報道陣に症状を報告するあたりに馬への絶対的信頼が見えた。

 今後は「体調が良ければ次のステップへ。ジャパンCもその一つ」。3冠からJCといえば12年JCでオルフェーヴルを破ったジェンティルドンナが思い浮かぶ。さらに「自分も夢を追う一人。この馬で今までにないところに踏み込めたら…。来年の凱旋門賞もその候補になる」。その時、それまで冷静だった師の口調が熱を帯びた。

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