【浜名湖・ヤングダービー】関 G1デビュー初V!30年ぶり2人目の快挙

[ 2018年9月25日 05:30 ]

第5回ヤングダービーを制し、表彰式でトロフィーを掲げる関浩哉
Photo By 共同

 プレミアムG1「第5回ヤングダービー」は24日、ボートレース浜名湖12Rで優勝戦が行われた。1号艇の関浩哉(23=群馬)がインから逃げ切り、8度目の優勝戦挑戦でデビュー初V。G1での初優勝は88年四国地区選手権の山下将人(引退)以来、史上2人目の快挙となった。賞金1000万円とともに来年のクラシック(19年3月16〜21日、戸田)出場権を獲得。SGロードへの道も切り開いた。

 本当に通算0Vの選手なのか。そう思ってしまうほど、関のイン速攻劇は堂々としたものだった。コンマ02のトップS。バックでは差し迫る松尾充の航路を淡々とカット。これでは残る5艇に付け入る隙はない。「スタートは入ってると思って全速で行けたし、1Mも全速で回れた。松尾さんにも冷静に対応できたと思う。正直、2Mを回ったところで勝ったと思った」。初めて得たポールポジションの重圧もはねのけ、デビュー初VとG1初制覇を同時に成し遂げた。

 ボートレースとの出合いは群馬県立吉井高時代。祖父・高橋秋雄さんに勧められ、桐生で開催中のSGメモリアル(12年)を観戦した。「感動して、この仕事をやろうと決心がついた。優勝はまず、おじいちゃんに報告したい。賞金も親や生まれたばかりの兄の子供に使えれば」。家族思いの23歳は朗らかに笑った。

 支えてくれたのは当然、身内だけではない。群馬の先輩たちの存在も大きい。師匠・土屋太朗から与えられた指示は「デビュー3年以内はダッシュ戦」というもの。「葛藤もあった」と振り返ったが、この教えを貫いたことでターンスピードは大幅に上昇。初挑戦のG1舞台でも旋回負けすることはなかった。

 身近な先輩の活躍も大きな力になったと語る。プライベートでも交流がある毒島誠がSG連覇で賞金レースを独走。ボート業界をけん引している。「突っ走ってる先輩に自分たちが付いていかないといけない。直前に毒島さんとトライアスロンに行って“焦らなければ大きい舞台でも勝てる”と背中を押してもらった。毒島さんは病欠しましたが、あの人のパワーは凄い」。毒島が制した10年新鋭王座決定戦と同じ浜名湖でG1初V。もちろん見据える先は最高峰の戦いだ。

 「これでSGに出場できる。そこで先輩から勉強させてもらって、SGでも活躍できる選手になりたい」

 群馬に吹き荒れる上昇気流に乗って、上州の若武者はさらに舞い上がる。

 ◆関 浩哉(せき・ひろや)1994年(平6)11月16日生まれ、群馬県富岡市出身の23歳。14年11月、桐生でデビューした群馬支部115期。初優出は15年7月の住之江ルーキーで今回が8度目。同期に権藤俊光、野中一平、仲谷颯仁らがいる。1メートル57、51キロ。血液型O。

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