新人山田に穴党注目 土曜新潟7R名物千直で要注意

[ 2018年8月31日 05:30 ]

山田敬士
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 【東西ドキュメント・美浦=30日】馬場閉門前の午前9時すぎ、調教騎乗を終えたルーキー山田が誰もいなくなったスタンド前に小走りで現れた。「僕を取材していただけるんですか?何でも聞いてください」。汗を拭いながら屈託のない笑顔を長老記者の梅崎に向けてきた。関東で唯一の新人君は3月デビューからJRA215戦で1番人気に2回しか騎乗していないが5勝。うち3勝は6番人気以下の伏兵だった。藤田菜七子が2勝を挙げた19日の新潟3、7Rで2着したのは13、9番人気馬に騎乗した山田。「人気薄だと穴をあけるぞって燃えるんです。穴馬は“好きに乗っていいよ”って任せてもらえるケースが多いので思い切りいけます」

 そんなルーキー君を、ことさら燃えさせるのが2勝を挙げた新潟名物の千直だ。「コーナーがない分、息の入り方次第で仕掛けのポイントが変わってくるから面白い。シエルクレール(土曜7R)も前走は早仕掛けで4着でしたが、2度目の騎乗なのでもっと脚をためて勝ちたいです」。新潟最終週は土日で13鞍の騎乗。「実は母と祖母が(東京)東村山の実家から応援に来てくれるので、いいところを見せないと…」。再び屈託のない笑顔を向けるのだった。

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2018年8月31日のニュース