【有馬記念・水曜追い】シャケトラ　抜群の反応で１２秒０　福永絶賛

　シャケトラ（牡４＝角居）は福永を背に朝一番の坂路へ。上がり重点に４Ｆ５４秒４。輸送を考慮して当週は全体時計こそセーブされたが、ラスト２ＦからＧＯサインが出ると１２秒６→１２秒０と抜群の反応でハジけた。

　福永は「指示通りで馬は落ち着いていたし、最後の反応も良かった」と動きを絶賛した。この中間は攻めの調整。いつもの最終調整はＣＷコースが定番だったが、馬に変化を与えるため今回は坂路を選択した。辻野助手は「反応をよくするためで、ジョッキーもいい感触をつかんでくれた。これが実戦につながれば」と手応えをにじませる。これまでの４勝は全て右回り。この舞台は５走前の日経賞で重賞初Ｖを決めた舞台だ。同助手は「左回りは内にモタれるところがあるが、右回りはコーナーリングがスムーズ。五分のスタートなら」と上位争いを期待した。