【びわこ大賞】片岡、10年目のG1初V「もっと上目指したい」

[ 2017年7月31日 05:30 ]

<びわこ大賞>デビュー10年目でG1初制覇の片岡
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 ボートレースびわこの開設65周年記念G1「びわこ大賞」は最終日の30日、第12Rで優勝戦が行われ、1番人気に支持された片岡雅裕(31=香川)がインから完勝。デビュー10年目で待望のG1初優勝を飾った。2着は地元の守田、3着は土屋だった。

 枠なり3対3。進入に乱れはなく、すんなりとした流れからイン片岡はコンマ07の全速スタートを決めた。田中のツケマイ、守田、前田の差しを封じての完勝劇。追い風4メートルの水面コンディションは準優12R時とほぼ同じ。この条件も片岡に味方した。「これなら大丈夫。自信を持ってスタートが行けると思った。あとは足を信じて集中するだけ。結構、冷静に運べた。2周1Mをしっかり回った時点で勝てたかなという感じだった」と振り返った。

 レースを見守った先輩の森高は言った。「そりゃ緊張もするだろうが自分のレースさえすれば99%勝てる足。自信を持っていけよとアドバイスした」。片岡も「森高さんの存在は大きかった。あのアドバイスで落ち着いてレースができた」と感謝した。もちろんエンジンの裏付けもあった。「全部の足が抜群」という仕上がりで、予選トップ→準優1着→優勝戦1枠→優勝。王道を突き進んでのG1初Vだった。

 「(G1初Vは)夢を見ている感じだが現実なのでうれしい。SGの権利も獲れたし通過点だと思って、もっと上を目指したい」。31歳。ここから片岡の進撃がスタートする。

 ◆次走 優勝した片岡雅裕の次走は8月3日からの住之江一般戦。金子良昭、石渡鉄兵、河合佑樹らと優勝を争う。前田将太は8月13日からの芦屋一般戦。石川真二、川上剛、篠崎仁志らが出場。田中信一郎は8月12日からの住之江一般戦。松井繁、湯川浩司、石野貴之らが相手。守田俊介は8月2日からのびわこ一般戦。川北浩貴、中島孝平、深井利寿らが参戦。三角哲男は8月8日からの平和島一般戦。山田竜一、浜野谷憲吾、今泉友吾らが出場。土屋智則は8月9日からの桐生一般戦。江口晃生、山崎智也、毒島誠らとVを争う。

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2017年7月31日のニュース