【札幌新馬戦】モノが違う!ダービー馬全弟レイエンダ楽勝発進

[ 2017年7月31日 05:30 ]

<札幌5R・新馬戦>快勝したレイエンダ(左)
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 札幌5Rではダービー馬レイデオロの全弟レイエンダが衝撃の初陣Vを飾った。

 昨年はオークス馬ソウルスターリングが勝ち上がった札幌開幕週、芝1800メートルの新馬戦から今年もクラシック候補生が誕生した。ダービー馬レイデオロの全弟として注目を集めたレイエンダが直線、余力たっぷりに抜け出してほぼ持ったままゴール。単勝1・2倍の人気に応えた。

 道中は最後方で難なく折り合った。馬なりのまま4コーナー手前からポジションを上げると、直線はごくごく軽く仕掛けられただけ。ノーステッキで2着馬ラソワドールに1馬身1/4差。先頭でゴールに飛び込むと、スタンドからは拍手が巻き起こった。

 兄ともコンビを組むルメールは「レイエンダ、レイエンダ」と鼻歌交じりに検量室へ引き揚げてきた。「馬の後ろでリラックスして、とてもいい練習になった。直線の反応も良かった。距離が延びても大丈夫。クラシックに行けるし、チャンピオンにもなれる」と声を弾ませながらレースを回顧。藤沢和師も「強かったね。外枠だったからポジションを下げて脚をためたのが良かった。最後はちょっと気合を入れただけ。終始、楽だったね」とご満悦の表情だ。

 今後は、いったん函館へ移動。トレーナーは「もう2カ月ほど在厩しているし、兄と似て掛かるところもある。(次走は)間隔を空けると思う」と説明。北の地で誕生したスター候補生から目が離せない。

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