【七夕賞】暑さもってこいパドルウィール“夏の芦毛”証明だ

[ 2017年7月5日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=4日】台風3号接近!!火曜の朝取材は雨からは免れたが、不快指数で言えば100%。気温25度。風がある分、多少マシだったが、少し動けば首筋から汗がにじみ出る。ある調教師からこんな話を聞いた。

 「単純な気温以上に、この蒸し暑さが馬には大敵。夏負けする馬も出てくるはず」。この時期、状態の見極めが重要になる。事実、七夕賞組ではスズカデヴィアス陣営から「暑い時期は良くない。何とか今週まで辛抱してくれないか…」と“泣き”が聞こえてきた。

 一方、同じ七夕賞に出走するパドルウィールは間違いなく“夏馬”だ。金鯱賞で2着している同馬だが、4勝目を挙げた昨夏7月の中京戦が強烈。10F芝を1分58秒4のレコードで駆け抜けた姿が印象的だった。前走のエプソムCでは、まさかのシンガリ負けを喫したが「(敗因は)落鉄に尽きる。幸い状態はいいし、やれそうな感じはある」と中尾師は巻き返しを口にする。“夏場に強い芦毛”を証明するか。激変のタイミングを狙い撃ちにする。

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2017年7月5日のニュース