【梅ちゃん先生 特別編】22日中山11R クリールカイザーの逃げ切りだ

[ 2017年1月22日 08:00 ]

 クリールカイザーは不老長寿の泉に浸かってきたのか、明けて8歳になっても衰えを感じさせない。今週の追い切りでは坂路4F51秒7の自己ベストを馬なりでマークした。「馬がまだ若い。元気いっぱいだからね。この分なら今年いっぱいは現役で頑張れるよ」と追い切りを見届けた相沢師の言葉もはずむ。屈腱炎で6歳春から約1年休養していたため、消耗が少ないのだろう。

 中山2200メートルのG2戦は3戦して3、1、4着と崩れていない。逃げを打った前々走オールカマーもゴールドアクターに直線入り口でかわされる苦しい展開を4着粘走。後に中山金杯を勝つツクバアズマオー(3着)の首差に食い下がった。東京コースには何らかのトラウマがあって走りを自らセーブしてしまうが、中山のこの舞台なら本気で走れる。「ここを目標に2週連続でしっかり追ったからね。うまく逃げを打てれば好勝負できるかも。一昨年のAJC杯で優勝したことを忘れないでくださいよ」と同師は続けた。馬群を壁にできない大外枠を引いた以上、駆け引きなしの逃走劇を決める。

 ≪中山9R パワースラッガーの巻き返し≫前走は直線で進路をふさがれてほとんど追えないまま8着ゴール。早めに先頭に立って3着に粘った前々走から1000万でも十分に通用する。別定の57キロからハンデ55キロになり、馬券圏内に飛び込んでくる。

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2017年1月22日のニュース