【AJC杯】ミスターX 春天4着は伊達じゃないタンタアレグリア

[ 2017年1月22日 05:30 ]

 中山11R・AJC杯はタンタアレグリア。昨年の天皇賞・春以来のレースとなるが仕上がりは上々だ。最終追いはWコースでディープジュエリー(5歳1000万)と併せ、内から鋭く併入。国枝師は「心身ともにたくましくなったし、ここは格好をつけてほしい」と力を込める。

 師の言葉通り、地力で勝ち切りたい素質の高さを秘めている。キタサンブラックが逃げ切った前走の天皇賞・春は前残りの決着の中で後方から鋭く4着。不向きな展開でキタサンに0秒3差まで追い上げた末脚は並の馬ができる芸当ではない。約9カ月の休養を経て、師は「今は古馬の牡馬という体つきになってきた」と説明。大目標が春の天皇賞なのは明白。それでもそのポテンシャルに託してみたくなる。馬単(8)から(1)(10)(11)(13)(17)へ。

 中京11R・東海Sはグレンツェント。当初はG1川崎記念出走へのプランもあったが、地に足を付けてG2を獲りに来た。5着に敗れた新馬戦以降は【5・2・1・0】と全て馬券圏内の安定ぶり。1番人気に支持された前走・師走Sは余裕を持って外から差し切る横綱相撲で初めて古馬も打ち破った。着実に一歩ずつステップを上っている。

 オンとオフがはっきりしたタイプで、調教で動かなかったのも問題ない。加藤征師は「ここを目標にやってきて馬の雰囲気は凄くいい。1番良い状態じゃないかな」と出来に太鼓判だ。チャンピオンズC3着・アスカノロマンは強敵だが、有力どころが川崎記念に向かったことで幾分くみしやすいメンバー構成に。前走から重量が1キロ軽くなるのも有利に働く。

 鞍上には前日のカーバンクルS(中山11R・ナックビーナス)を制した横山典を配し、狙い澄まして獲りにいく一戦。ダート界でも4歳馬が強いことを証明する。馬単(8)から(1)(5)(6)(9)(16)へ。

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2017年1月22日のニュース