【中山金杯】「年男3回目」頼もし蛯名、カムフィーVへ“色気”

[ 2017年1月4日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=3日】新年のトレセンで定番となっているのが「年男」にスポットを当てた取材。24歳を迎える若手ジョッキーは飛躍への決意を熱く語ってくれたが、4回目の“ベテラン年男”蛯名は質問をサラリとかわした。「いや、3回目だよ。競馬の世界に入ってからは(笑い)。この年になると、何も変わらないね。そうでしょ?」。同じ69年生まれの鳥谷越は「確かに」と、うなずくしかなかった。

 円熟期に入った名手の17年最初の重賞騎乗は中山金杯のカムフィー。Wコースで行われた最終追いに騎乗し、3頭縦列の最後方で馬なりのままゴールした(時計は3F41秒6)。こちらも「変わらずだね。年齢(8歳)的にも」と冷静なジャッジだが、レースに向けては「今回はチーク(ピーシーズ)を着けるとのこと。2000メートルの距離なら、いいかもしれない」と色気ありの表情だ。「自分のスタイルがある馬。あとはハマるかどうか」。初詣のおみくじで大吉を引き当てたという年男が、レースでも強運を引き寄せるか。

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2017年1月4日のニュース