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【セントライト記念】東は皐月賞馬の威厳!マジェスティ横綱相撲

<セントライト記念>レースを制したディーマジェスティ(4番)と騎乗した蛯名正義(右から4人目)、二ノ宮敬宇師(右から6人目)

 春の牡牝クラシックホースが2冠制覇へ向け秋初戦を飾った。「第70回セントライト記念」は18日に中山競馬場で行われ、蛯名騎乗の皐月賞馬ディーマジェスティが1番人気に応えて快勝。菊花賞(10月23日、京都)獲りに王手をかけた。

 秋のV始動を祝福する表彰式の真ん中で、蛯名が満足そうな笑みを浮かべている。「強気な競馬をしたけど、耐えてくれた。あとは菊花賞本番まで順調にいってくれればいい」。皐月賞馬ディーマジェスティの2冠獲りに王手をかける完勝劇だ。春の追い込み策から一転、大外を回って4角先頭の横綱相撲。直線では追いすがるゼーヴィントを首差ねじ伏せた。

 「ダメージを残したくなかったので相手を待ってから追いだしたんだ。次(菊花賞)に余裕を持って行きたいから」。大一番へお釣りを残しながらトライアルを勝つ。セントライト記念最多5勝目を挙げた名手のG1必勝術。傍らでは二ノ宮師も満足そうに振り返る。「順調さを欠いた春に比べて調整しやすかったが、ここまで(調教は)目いっぱいやっていない。完全に仕上げてないのにこういう脚を使ってくれた」。G1・7勝トレーナーも菊花賞にお釣りを残しながら調整を重ねてきた。

 駿馬は3歳のひと夏に少年から青年に成長する。「(ダービー3着から)4キロ増の馬体重以上に、体の芯がしっかりしてきた。特にトモ(後肢)。もっとパワーが付くかもしれない」。同師は口取り(優勝記念撮影)を終えて厩舎へ引き揚げる皐月賞馬を頼もしげに見送った。

 トライアルでは体と共に心の成長も示した。スタート直後、マウントロブソンに寄られて最後方まで下がるアクシデント。ひるむそぶり一つ見せずに、馬群の後ろで完璧に折り合えた。「メンタルも強くなっている。どういう展開の競馬でも対応できるだろう」と師は続けた。

 同期のライバル、ダービー馬マカヒキが挑む凱旋門賞を来年以降の宿願にして臨む国内戦。「走りはディープ、体はブライアンズ」。蛯名が口にする血統を体現して2冠獲りに王手をかけた。父ディープインパクト譲りの軽いフットワークと母の父ブライアンズタイムの重厚な馬体。皐月賞馬のマジェスティ(威厳)を保ったまま大一番に向かう。

 ◆ディーマジェスティ 父ディープインパクト 母エルメスティアラ(母の父ブライアンズタイム)牡3歳 美浦・二ノ宮厩舎所属 馬主・嶋田賢氏 生産者・北海道新ひだか町の服部牧場 戦績7戦4勝 総獲得賞金2億8543万2000円。

[ 2016年9月19日 05:30 ]

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