【富山・共同通信社杯】GP出場決めるぞ浅井!G2連覇で賞金枠当確

[ 2016年9月19日 05:30 ]

 富山競輪場で開催中の平成28年熊本地震被災地支援競輪G2「第32回共同通信社杯」(優勝賞金2130万円)はきょう19日、最終日を迎え決勝戦が争われる。3連勝で勝ち上がった平原康多、スピード抜群の新田祐大らで激しい優勝争いが予想されるが、本社本命は竹内雄作の動きに乗る浅井康太。7月・川崎サマーナイトフェスティバルに続くG2優勝で取得賞金額順位による「グランプリ2016」の出場権利をほぼ当確にするとみた。

 準決で最高の結果が待っていた。12Rは吉田拓が残り3周から主導権を奪うと根本が番手で粘る。竹内は残り2周から仕掛けて打鐘過ぎに出切ると番手の浅井が車間を開けて差し切り。竹内が2着、西村が3着。ラインで上位を独占した。

 「(関東が)二段駆けでやばい展開になるかと思ったが吉田君の上を行った。竹内君は仕上がっているしダッシュが素晴らしい」

 今年は竹内と浅井の連係は不思議と決まっていなかった。ワンツーは昨年11月競輪祭の準決勝以来で喜びもひとしお。

 「ずっと竹内君と決まってなかったので一緒に乗れたのは大きい」

 連係実績だけでなく王者の力も取り戻した。8月松戸オールスター後にギックリ腰となり2場所欠場。不安を抱えての参加だった。初日はカマシ先行で3着、二次予選はまくりで4着。それでも着順以上の手応えをつかんでいた。

 「先行、まくり、差しとできたし体はいいのかな。初日のレース内容が良くて払しょくできた」

 今年の賞金ランクは現在5位。連覇が懸かる12月30日の立川グランプリ(GP)出場へ有利な立場だが、まだ予断を許さない。

 「賞金面でグランプリ出場が決まればG1はもっと落ち着いた精神状態で迎えることができるし、決勝が勝負だと思っている。ラインの仕事をしっかり心がけて(竹内と)どちらかが勝つというレースができれば」

 竹内が逃げると浅井が強烈ブロックで平原と新田をまくらせない。7月川崎サマーナイトに続くG2連覇なら獲得賞金は8700万円を超える。賞金でのGP出場の当確ランプをともす。

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2016年9月19日のニュース