【宝塚記念】シュヴァルグラン進化想像以上!福永驚かせた体つき

[ 2016年6月23日 05:30 ]

CWコース併せ馬で追い切られたシュヴァルグラン(左)

 上昇度が半端ではない。展開不向きもあって3着に終わった天皇賞・春からわずか1カ月半、シュヴァルグランが目覚ましい進化を遂げている。最終追いに騎乗した福永は「1カ月ちょっとでも馬は変わるけど、それにしてもこれだけ良くなる馬はなかなかいない。幅が出て、体つきが変わってきたね」と想像以上の急成長に驚きを隠せない。

 道中は淡々と運び、直線は先行するクラリティスカイ(4歳オープン)の内へ。引っ張り切りの僚馬に対して手応えでは見劣ったが、こちらも馬なり。元々攻めは動かないタイプだけに、併入に持ち込んだことは評価していい。友道師も「最近は追い切りでも反応が良くなっている。時計も出るようになったし、成長しているんだろう」と出来に太鼓判。

 阪神では昨秋以降に限ると3戦3勝。2走前の阪神大賞典は2馬身半差の圧勝だった。福永は「時計が速くなるよりは掛かった方がいいし、阪神は合う。距離は長い方がいいかもしれないけど、いつも期待以上の走りをしてくれるし、とても楽しみ」と前向きなセリフで締めくくった。半姉ヴィルシーナに比べれば少し遅咲きの弟だが、ビッグタイトルまであと一歩に迫っていることは間違いない。

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2016年6月23日のニュース