【日本ダービー】ヴァンキッシュ“青葉賞組は勝てない”ジンクス破るぞ

[ 2016年5月24日 05:30 ]

青葉賞を制しダービー出走権を得たヴァンキッシュラン。2400メートル連対率100%の距離適性で皐月賞組に挑戦する

 ダービーと同じ舞台、東京芝2400メートルで行われる青葉賞。ヴァンキッシュランがレース史上2番目となる好タイム2分24秒2で優勝した(レコードは04年ハイアーゲームの2分24秒1)。近年のダービーは速い時計での決着が目立つだけに、高速馬場への適応力は欠かせない要素といえる。

 レースはマイネルハニーが前半スローに落として逃げたが、前半5Fを通過してから一気にペースアップ。ヴァンキッシュは前に壁を置かなくとも、きっちり折り合って4~5番手を追走した。直線で馬場の中央に持ち出すと、一気に加速。内にヨレながらも、先行勢を瞬時に突き放した。2着降着となった500万も含め2400メートルは連対率100%。皐月賞組にとっては未知の距離となるが、この距離適性をもってすれば、太刀打ちできるかもしれない。

 シンボリクリスエスにゼンノロブロイ、最近ではウインバリアシオンやフェノーメノ。多くの青葉賞組が本番で期待を背負いながら、あと一歩のところでタイトルをつかめないでいるが、ヴァンキッシュには、そのジンクスを打ち破る資格があるかもしれない。

 2着で権利をもぎ取ったレッドエルディストは近3走で上がり3F最速をマークする末脚自慢。ペースが流れれば、浮上の目も十分。4着プロディガルサンは脚部不安のため皐月賞をスキップして、5カ月ぶりの実戦だった。久々の分か行きたがるところを見せ、しまいの伸びもいまひとつだったが、一回使ってガス抜きができたと考えれば上積みは十分に見込めそうだ。

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2016年5月24日のニュース