【朝日杯FS】ミスターX 最終追い圧巻シュウジに◎

[ 2015年12月20日 05:30 ]

 阪神11R・朝日杯FSはシュウジ。前走・デイリー杯2歳Sは単勝1・7倍の1番人気に推されながら2着。だが、この一度の敗戦で評価を落とすのは早すぎる。

 その前走は大外枠からのスタート直後に外へ寄れた。岩田が立て直しを図ったが、ハミをかんでしまい暴走気味にハナに立つ最悪の展開に。結果は好位で徹底マークされたエアスピネルに3馬身半離される完敗だった。しかしあれだけ道中のロスがありながら、2着は確保。まともなら勝ち馬との差も縮まっていたはずだ。

 最終追いが圧巻の内容だった。坂路でラスト1F11秒7の強烈な伸びを見せ、準オープン馬を3馬身置き去り。中間付きっきりで調教をつけた岩田は「ラスト3Fの動きや息遣いが違ってきている」と進化を認める。

 その追い切り後の体重は490キロ(水曜)。前走が492キロ(2走前からプラス10キロ)での出走だったことを考えれば仕上りはバッチリだ。橋口慎師も「前走は間隔が空いて体に余裕があったけど、今は使って締まっている。前回よりいい競馬ができると思う」と好状態を伝える。

 エアスピネルとの勝負付けはまだ済んでいない。岩田と陣営の執念が逆転を可能にする。馬単(12)から(2)(3)(7)(9)(11)(15)。

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2015年12月20日のニュース