【中京記念】ゴールドベル 5戦3勝絶好舞台、重賞初挑戦も凱歌だ!

[ 2015年7月22日 05:30 ]

得意舞台で重賞初制覇を狙うゴールドベル

 サマーマイルシリーズ開幕戦「第63回中京記念」は、実績馬に伏兵が入り乱れて激戦必至のハンデ戦。夏の中京開催で3勝と抜群の相性を誇るゴールドベルが、中1週で重賞に矛先を向けてきた。前走Vでオープン入りと出来は充実。“生粋の夏男”がもう一度、得意の中京で輝きを放つ。

【中京記念】

 準オープン快勝の勢いに乗って中1週で再度、中京へ。ゴールドベルは先々週の豊明Sを豪快に差し切ってオープン入りした。気になるのは夏場に力走した反動と詰まったローテ。だが久保助手は笑顔で不安材料を打ち消した。「前走後も元気いっぱい。以前は競馬が終わると2週間くらいはイライラして馬房の中をグルグル回っていたけど、今はそういうのがない。もともとカイバ食いは悪くないけど、この中間も凄くいい。中1週でも全く問題ないよ」

 夏、そして中京。この2つが好走のキーワード。12年は御在所特別で500万勝ち、13年は清洲特別で再度500万勝ち。14年は参戦がなかったが今年もまた、この開催でキッチリ結果を出した。「コースうんぬんはそんなに気にしてなかったけど、これだけ走っているんだし、もうこの時期の中京が合っていると言うしかないよね」

 区切りのデビュー30戦目で初めて重賞にチャレンジするゴールドベル。「6歳夏に重賞初参戦ってなかなかないんじゃないかな。1000万を勝ち上がるのにモタモタして準オープンでも一時は頭打ち。それなのにオープンまで上がってくれた。超晩成型。強いて言えば気性がちょっと大人になったくらいで特にどこが良くなったとかはないんだけどね」と久保助手が首をひねるように、以前と比べて見た目や稽古の動きに変化はない。

 それでも地力強化の跡は成績に表れている。距離は1F延びても守備範囲。得意の中京なら、いきなり重賞の壁を突き破っても不思議ではない。

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2015年7月22日のニュース