【七夕賞】レコンダイト 音無厩舎2週連続重賞Vへミルコ自信満々

[ 2015年7月9日 05:30 ]

 2週連続重賞制覇を狙う音無厩舎の派手なデモンストレーション。不良馬場の坂路で芦毛のクランモンタナが先行し、レコンダイトが追う。先週はこの形でレコンダイトが1馬身遅れの“完敗”を喫している。

 が、この朝は様相が違った。M・デムーロを背に実戦さながらの闘志をむき出しにして4F51秒6~1F12秒9の時計で併入に持ち込んだ。先週とは上がりの鋭さがまるで違う。感触を確かめた鞍上は開口一番「元気イイね。状態は変わりなく良さそう」と笑顔で話し、辛口の音無師も「稽古より実戦タイプ。それでも最近はよく動くようになった。もともと能力はあったが競馬に使うたびに成長した」と目尻を下げた。

 先週のラジオNIKKEI賞は福島初参戦のルメールが巧みな手綱さばきでアンビシャスを重賞ウイナーに導いた。当然デムーロも意識するところで「今週は僕の番」と指揮官にアピール。控えて差す競馬が板についたレコンダイトを小回りの福島でいかに導くか。周囲の不安をよそに、鞍上は自信満々の表情だった。

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2015年7月9日のニュース