【2歳馬情報】ヴァンキッシュラン 1億9950万円の片りん見せた

[ 2015年7月9日 05:30 ]

Wコースで同じ厩舎のエアウルフと併せ先着したヴァンキッシュラン(手前)

 函館に入厩している超高額2歳馬が、非凡な素質の片りんを示す動きを披露した。13年セレクトセール当歳セリで1億9950万円(税込み)の値を付けたヴァンキッシュラン(牡=角居、父ディープインパクト)。日曜メーンのマリーンSに出走するエアウルフ(8歳オープン)とWコースで併せ、5馬身先行から馬なりで併入した。時計は5F71秒3。

 実質的な最初の追い切りで、オープン馬を相手に互角の動き。松田助手は「見た目以上に余裕があり、後ろから来たらまた伸びていた。時計も思った以上に出ていた」と、早くも器の大きさを感じ取った様子だ。

 母リリーオブザヴァレーは仏G1オペラ賞の優勝馬で、母の半弟ムブタヒージは日本馬ゴールデンバローズも出走(3着)した今年3月のUAEダービーを8馬身差V。「走らせないといけない血統」と松田助手。函館最終週の26日に行われる芝1800メートルの新馬戦(鞍上は岩田)で、そのベールを脱ぐ。

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2015年7月9日のニュース