【鳴尾記念】ラブリーデイ 2馬身差完勝!今年3度目の重賞V

[ 2015年6月7日 05:30 ]

鳴尾記念を制したラブリーデイ

 「第68回鳴尾記念」は中団でためた2番人気ラブリーデイが直線、力強く伸びて快勝。中山金杯、京都記念に続く今年3度目の重賞制覇を飾った。末脚勝負で追い上げた8番人気マジェスティハーツが2着。1番人気エアソミュールは4着に敗れた。

 混戦ムード漂う一戦も終わってみればラブリーデイの独り舞台だった。道中は中団で待機。折り合いに苦労するシーンは一切なかった。前日にたっぷり降った雨が乾き、5Rから良馬場に回復した開幕初日の芝で気持ちいいくらいのハジけ方。2着マジェスティハーツに2馬身差をつける文句なしの勝ちっぷり。

 一昨年のアーリントンC5着以来、2度目のコンビで完璧に導いた岩田は「ずっと一線級と戦ってきた馬だし、落ち着いてレースをしてくれました。以前、乗せてもらった時より馬がしっかりしていますね」と評価。昨年までは重賞に手が届かなかったが、年明けの中山金杯をコースレコードで快勝、続く京都記念で重賞V2。その後は3000メートルを超える長丁場で苦戦を強いられたが、あの経験が生きた。

 東京でレースを見届けた池江師は「天皇賞は途中でやめてしまった分、3200メートルを走った後でも回復が早かった。結果的にこの距離が合っていた感じだけど天皇賞に使ったからこそ折り合いがついたし、チャレンジしたかいはありました」と会心の勝利を振り返った。次走は宝塚記念(28日、阪神)。

 ◆ラブリーデイ 父キングカメハメハ 母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)牡5歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績22戦6勝 総獲得賞金2億7465万9000円。

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2015年6月7日のニュース