【共同通信杯】黒岩師期待 成長ミュゼエイリアンが不気味

[ 2015年2月13日 05:30 ]

ミュゼエイリアンの調教の様子を見つめる黒岩師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、共同通信杯にミュゼエイリアンを送り込む黒岩師を直撃した。

 ――ミュゼエイリアンの前走(葉牡丹賞6着)は、中間の調教をしっかりやっていたのに過去最高の482キロ。

 黒岩師 はい。しっかり攻めていたのに増えていたのは成長したということ。以前より幅が出て良い体つきになってきたと思いました。

 ――スタートは思った以上に出た感じ?

 ノリさん(横山典騎手)も出して行ってくれた感じ。ああいうスタートも切れることが分かったのは収穫でした。

 ――しかし、少し行きたがる感じ?

 少しピリピリしていたのと出していった分、それと前を壁にできなかったので力んだようです。その点はまだ馬が幼いので仕方ないかな?という感じです。

 ――それでも直線、先頭に立とうかというシーンを演出。

 なし崩しに脚を使わされた分、最後は止まってしまいました。それに当日は開幕週の割に、前が残れない馬場だったのも響きました。それでも今までと違う形で競馬ができることが分かったのは良かったです。

 ――その後、放牧に。

 はい。多少テンションが上がっていたので放牧に。リフレッシュして良い雰囲気で戻ってきてくれました。

 ――最終追い切りは外を回って少し仕掛けを遅らせる感じ?

 中間もやっており、ゴール前で並ばせる程度で良かったし、それよりも折り合いを見たかったのでゆっくり追い出してもらいました。満足のいく追い切りができました。

 ――今回はどのような位置で競馬を?

 前走で先行できることも分かったけど、まだ緩い面があるのでスタートが安定したとは思っていません。また後ろからになるかもしれないけど、位置取りに関してはどこでも良いと思っています。

 ――新コンビのベリー騎手は完全なテン乗り(初騎乗)ですね?

 はい。調教でも乗ってもらっていません。あれだけの優秀な騎手なので何も心配はないでしょう。良い騎乗をしてくれると信じています。

 ――強敵がそろいましたが?

 そうですね。でもこの馬も将来的にはクラシックで勝ち負けしてもらいたい馬。現段階でこれだけの相手にどのくらい走れるのか、期待しています。

続きを表示

この記事のフォト

2015年2月13日のニュース