【京都新馬戦】ジェンティル弟、待望デビュー!レゲンデ伝説序章

[ 2015年2月13日 05:30 ]

厩舎を出発し、運動へ向かうレゲンデ。ジェンティルドンナの全弟にみんな注目!?

 キズナVSハープスターで盛り上がる「第108回京都記念」が行われる15日の京都では、6R新馬戦でジェンティルドンナの全弟レゲンデ(牡3=石坂)がデビュー。どんな走りを見せるのか、こちらも目が離せない。

 キズナ&ハープスターを目当てに日曜日の京都競馬場に行かれる方は、ぜひとも早めに出発して6Rの新馬戦(芝1800メートル)も見ていただきたい。なぜなら昨年の年度代表馬ジェンティルドンナの全弟レゲンデ(牡=石坂、父ディープインパクト)が待望のデビューを迎えるからだ。

 担当の久保助手は「やんちゃなところはあるけど、ムキになって走る面はない。芝の長いところがいいタイプ。牡馬と牝馬じゃ違うから、上との比較はしづらいけれど、いいモノを持っているのは間違いないよ」と手応えを語る。

 最終追いは坂路併走でいっぱいに追われ、ショウボート(共同通信杯出走)に1馬身遅れたものの、時計は4F53秒5~13秒2と上々。かつてアグネスワールドやヴァーミリアンを手掛けた60歳の仕事人は「ステッキを入れてしっかり追ったのは初めてだから、こんなもんとちゃうかな。ショウボートに食らいついて、しまいまで止まってなかったからね」と満足げに振り返った。

 バランスの整った470キロ前後の馬体は見栄えがする。トモの肉付きはまだまだ物足りないが、その分だけ今後の伸びしろが期待できそうだ。石坂師は「いい素材であることは間違いありません。ジェンティルドンナの7分の1ぐらい走ってくれたらいいですね」と意味深なコメント。

 その真意を問われると「ジェンティルはG1を7つ勝ったので、レゲンデにも1つぐらいは勝ってほしいということです」と自信ありげな笑みを浮かべた。1つと言わず、2つ3つといくか――。どことなく荘厳な馬名の意味は、ドイツ語で「伝説」。まずはここから、偉大な姉を追う戦いが始まる。

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