横川尚 2年目の初勝利にホッ「2勝目は足踏みしない」

[ 2014年3月21日 05:30 ]

横川尚央騎手

 【地方競馬です!!】ウイナーズサークルに立ったのは新人騎手紹介式以来。地元ファンの声援を受け、ようやくつかんだ初勝利の喜びをかみしめた。

 17日、船橋競馬場で横川尚央騎手(なお、19=船橋・渋谷博)の初勝利セレモニーが行われた。2月27日の大井で初勝利。地元であらためて祝ってもらった。12年4月のデビューから、もう2年近い。1年目にレース中の事故で右腕を骨折し、4カ月も戦線離脱と苦しい時間も味わった。「2年目を迎えてからは正直、後輩の活躍も気になっていた。初勝利はとてもうれしい。ホッとした」。素直な気持ちがあふれた。

 初勝利と同時に、自分が勝たせることができなかった馬を思い出した。アンビエント(牝6)は安定した末脚で毎回頑張ってくれたが2着が最高。勝利に届かないまま引退した。「ケガや、チャンスを逃して悩んだこともあったが今、一番に言えることは仕事が楽しいということ」。さまざまな経験が糧となり、応援してくれる人、そして馬に支えられていると、あらためて気付いた。

 デビュー3年目を前に「父(健二氏=元名古屋競馬騎手)から受け継いだ勝負服を自分が広める」という目標に、「2勝目は足踏みしない」という新たな目標が加わった。初勝利の時に失敗した兄・怜央(れお)との馬上ハイタッチを次は決める。そんなおまけの目標も付け「これからも頑張りたい」と誓った。(秋田 麻由子)

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2014年3月21日のニュース