【阪急杯】またもDr.コパだ!リチャード逃げ切りV

[ 2014年3月3日 05:30 ]

阪急杯を逃げ切り重賞3勝目を挙げたコパノリチャード

 阪神の「第58回阪急杯」は2番人気コパノリチャードが逃げ切りで重賞3勝目。優先出走権を獲得した高松宮記念(30日、中京)で悲願のG1獲りに挑むことになった。

【レース結果】

 絶好の最内枠を引き当てたコパノリチャードはスタートからエンジン全開でハナを切って、セーフティーリードを保ったまま2着サンカルロに4馬身差の完勝。浜中が笑顔で振り返る。

 「前走(阪神C10着)はスタートがうまくいかずチグハグな競馬になったし、丁寧に出していくことを心掛けました。道中はマイペースで行けましたね」

 これで浜中はミッキーアイルで制したアーリントンCに続く、2日連続の逃げ切り重賞V。

 先週フェブラリーSは、同じくDr.コパこと小林祥晃氏が所有するコパノリッキーが16番人気で制して波乱を演出。リッキーと同じ10年春にヤナガワ牧場で生まれたコパノリチャードが勝ち、オーナーは2週連続の重賞V。「フェブラリーSは絶叫したけど、きょうは声も出なかった」と、今回は人気を集めての勝利にオーナーはご満悦。この日も“風水”で験を担いだという。フェブラリーSに続き、今週も火曜から禁酒。前夜は宮師、崎山師、梅田智師ら親交が深いトレーナーと京都市内の中華料理店で“開運会食”を開いた。

 「いつも行くお店で同じメニュー。マーボー豆腐は一人ひと皿ずつ。あの会食が効くんですよ。きょうはおいしいお酒が飲めます」

 この勝利で高松宮記念(30日、中京)優先出走権を得た。宮師は「目標はそこ。千二なら、さらに良さが出ると思う」とキッパリ。主戦・浜中がドバイ(シーマクラシックのデニムアンドルビー)で騎乗するため次走の鞍上は未定ながら、マイル路線屈指の快足馬がスプリント初参戦で一気に頂点を狙っていく。

 ◆コパノリチャード 父ダイワメジャー 母ヒガシリンクス(母の父トニービン)牡4歳 栗東・宮厩舎所属 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道日高町ヤナガワ牧場 戦績11戦5勝 総獲得賞金1億6979万7000円。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月3日のニュース