通算449勝女子ボートレーサー死亡 練習中、岸壁に衝突

[ 2013年11月2日 18:42 ]

 2日午前9時40分ごろ、下関ボートレース場(山口県下関市)で、レース前の練習時間中にスタート位置に移動していた鈴木詔子選手(52)=東京都北区=のボートが、付近の岸壁に衝突した。鈴木選手は頭などを強く打ち、病院で死亡が確認された。死因は脳挫傷。長府署は、操縦ミスやボートに不備がなかったか調べている。

 長府署や日本モーターボート競走会によると、鈴木選手は、水面に下ろしたボートを移動させていたが、スタート位置を通り越して約150メートル先の岸壁に衝突した。

 鈴木選手はエンジンの試運転やスタート練習に向かっていた。現場にいた別の選手は「通常はスタート位置まで低速で移動するが、鈴木選手は全速力だった」と話したという。

 競走会によると、鈴木選手は1981年に選手登録し通算449勝、優勝5回。出走回数が4700回を超えるベテラン選手だった。女子選手は全体の1割程度。

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