エピファネイアJC回避 角居師「有馬はあらためて考える」

[ 2013年11月2日 06:00 ]

 菊花賞を5馬身差で圧勝したエピファネイア(牡=角居)が、次走と目されていたジャパンC(24日、東京)への出走を見送ることが決まった。オーナーサイドと協議した角居師が1日、明らかにした。

 同馬は念願のクラシックを手にした後も、厩舎で調整してきた。所有するキャロットCのホームページによればレース中、左目を外傷。患部は問題なく回復しているが、療養中に乗り運動を控えていた分、緩みがあるという。ここからピッチを上げていくことも不可能ではないが、菊花賞でかなり仕上げたこともあり、先々を考えて今回は無理をしないことを選択した。

 角居師は「(菊花賞を)使った後の様子を見てきたが、ジャパンCを使うのはやめようということになった」と説明。近日中に栗東近郊のノーザンファームしがらき(滋賀県甲賀市)へ放牧に出されることも発表された。「有馬記念(12月22日、中山)を使うかどうかは、あらためて考える」と指揮官は語った。

 今年のジャパンCは凱旋門賞2着のオルフェーヴル、ダービー馬キズナがともに出走せず、天皇賞・秋優勝のジャスタウェイも早々と見送りを表明。大駒はジェンティルドンナとゴールドシップだけという、やや寂しいメンバーとなりそうだ。

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2013年11月2日のニュース