【大井・羽田盃】アウトジェネラル1冠!圧倒4馬身差

[ 2013年4月25日 06:00 ]

勝利したアウトジェネラル鞍上の御神本はスタンドを指さす

 南関東クラシック第1弾「第58回羽田盃」が24日、東京・大井競馬場で行われ、2番人気アウトジェネラルが大きな重賞初勝利をつかんだ。川島正師は11年クラーベセクレタ以来、2年ぶり4度目の優勝。鞍上・御神本はクラシックは初制覇。1~5着馬が東京ダービー(6月5日、大井2000メートル)への優先出走権を獲得した。

 単勝1・5倍の1番人気ジェネラルグラントが最内枠で出遅れてインの4番手で運ぶ中、アウトジェネラルは絶好の外3番手を追走。11頭がひとかたまりで淡々と流れるスローペース。逃げたオグリタイム、2番手から抜け出しを図るソルテを直線で捉えると、残り200メートル付近でさらに“シフトアップ”。一気に4馬身突き放した。

 道営在籍時を含め、重賞2着3回のうっぷんを晴らすかのような圧勝だ。初コンビの御神本は「スタートが良く、指示通り前の方でレースをした。ジェネラルグラントが遅れていたが、自分の競馬に徹した。上がりタイム(勝ち時計1分52秒8、3F36秒2)が素晴らしいし、距離が延びてもいい。ダービーでもいい結果を出したい」と歯切れ良く振り返った。

 レースを見守った川島正師は「4コーナーを回る前に(自厩舎の関係者と)握手したよ」と、この日の雨空と対照的な晴れ晴れとした表情。次に狙うは、もちろん2冠だ。

 ◆アウトジェネラル 父アドマイヤドン 母アウトオブザウィム(母の父サンデーサイレンス)牡3歳 船橋・川島正行厩舎所属 馬主・(有)サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績10戦4勝(南関東4戦2勝)総獲得賞金5870万円。

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2013年4月25日のニュース