【高松宮記念】スギノエンデバー 流れも展開もこの馬向き

[ 2013年3月22日 06:00 ]

高松宮記念でスギノエンデバーに騎乗する北村友一騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、高松宮記念でスギノエンデバーに騎乗する北村友一騎手を直撃した。

 ――スギノエンデバーの前走(阪急杯6着)は久々の1400メートル戦。

 北村友 でも、上手に折り合ってくれた。折り合う競馬を覚えてくれている。

 ――コーナーも上手に立ち回ったが、いつもの末脚は不発。

 ロスなくインを回れたが、ペースが遅かったのと、1400メートルという距離のせいか、いつもの切れる脚を発揮してくれなかった。

 ――1200メートルの前々走(シルクロードS7着)は、負けたとはいえ、いい末脚。

 あの時もスローペースで、決してこの馬に向く流れではなかった。でも、最後はしっかりと伸びてくれた。今回、1200メートルに戻るのは好材料。

 ――思えば昨年の北九州記念も、とても届きそうにないところから差し切った。

 あの時は開催が進んで、馬場のインコースがだいぶ傷んでいた。そのおかげもあるが、いい脚で差し切ったことは確か。

 ――近走時より、当時の方が前半、力まずに走っていたように見えた。

 流れが速かったからだと思う。今回も流れは速くなりそう。折り合いや展開はこの馬に向いてくれるだろう。

 ――持ち時計(1分6秒9)的にも負けていない。

 1頭強い馬がいるが、持ち味の切れる脚を発揮できる展開になれば、大負けすることはないと信じている。

 ――ここ2戦、460キロ台で走れているのも好材料のひとつ?

 まだ小さく感じるくらいだが、それでも以前と比べて、だいぶしっかりした。いい体つきになっているのは間違いない。

 ――気性面も問題ない?

 時々、ゲート裏やゲート内でテンションが上がるが、基本的には素直で乗りやすい馬。ここを目標に競馬を教えてきたので、好勝負をしてくれるはず。

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2013年3月22日のニュース