【大阪杯一週前追い】オルフェ、4F53秒8!豪快3馬身先着

[ 2013年3月22日 06:00 ]

坂路で1週前追い切りを行ったオルフェーヴル(手前)

 大阪杯(31日、阪神)の1週前追い切りが21日、栗東トレセンで行われ、G1・5勝馬オルフェーヴル(牡5=池江)が坂路で躍動した。

 久しぶりに池添がまたがり、先週に続いてドラケンスバーグ(4歳500万)との併せ馬。前半は僚馬を視界に入れつつ、抑え切れない手応え。残り2Fを過ぎてパートナーに並びかけ、ラスト1Fでスッと抜け出した。最後は多少、右にモタれたが、豪快に3馬身先着。4F53秒8はこの日の2番時計(トップは52秒9=ダイモス)、1Fは13秒3。池添の感触がいい。

 「水分を含んだ馬場だったが力強い動き。息遣いも悪くなかった。最後、右に行くのはいつもの感じ。心配していない。1週前としては良かったと思う」

 昨秋は凱旋門賞2着。ジャパンCではジェンティルドンナと歴史に残る死闘を繰り広げ2着。疲労を取るため、有馬記念はパスして放牧へ。英気を養い、先月27日に栗東へと帰厩した。「久しぶりに乗って、いい形で戻ってきたのが分かった」と池添。池江師も休養効果を強調した。「精神面のこともあるが、やはり肉体的にリフレッシュできたことが大きい」

 今年の最大目標は凱旋門賞(10月6日、ロンシャン)。池江師は「いかにも休み明けという感じ。秋もあるし、ここでバリバリ仕上げるわけにいかない」としながらも、「飛行機が滑走路を走って離陸していくイメージ」と表現。大いなる飛翔に向け、まずは滑走路を力強く滑り始めた。

≪オルフェのこれまで≫

 ▼12年11月25日 ジャパンC。23分間の長い審議の末、ジェンティルドンナの鼻差2着。
 ▼12月6日 有馬記念ファン投票最終結果発表。1位に支持されたが、回避が決定。
 ▼7日 栗東近郊・ノーザンファームしがらきへ放牧。
 ▼13年1月8日 JRA賞・最優秀4歳以上牡馬に選出。
 ▼2月27日 栗東帰厩。大阪杯での始動を目指す。
 ▼3月14日 坂路で帰厩後、初の併せ馬。4F53秒8。

続きを表示

2013年3月22日のニュース