笠松競馬 競走馬が“場外戦” 調教中に逃走、車と衝突

[ 2013年2月20日 10:08 ]

 20日午前1時45分ごろ笠松競馬場(岐阜県笠松町)で調教中だった6歳の牝馬「スイート」(体重約420キロ)が厩務員を振り切り、約100メートル逃走。近くの町道で、岐阜市の男性(33)が運転する軽乗用車と正面衝突した。

 岐阜羽島署によると、男性にけがはなかったが、車のフロントガラスが割れるなどした。スイートは取り押さえられたが、左前脚の付け根付近をけがしているという。

 スイートは競馬場内の装鞍所と呼ばれる場所で調教中だったが、他の馬が暴れる姿に興奮し、場外に逃げた。時速約20キロで車とぶつかったとみられる。

 運転していた男性は「いきなり馬が出てきて、びっくりした」と話している。

 競馬場を運営する岐阜県地方競馬組合の林正良企画広報課長は「男性には大変申し訳ない。再発防止のため厩舎関係者らに注意喚起していく」と話している。スイートは2009年6月に姫路競馬場(兵庫県姫路市)でデビュー。これまでに89戦3勝の成績だった。

続きを表示

2013年2月20日のニュース