【日本ダービー】岩田号泣!ディープブリランテ直線伸び脚で激戦制す

[ 2012年5月27日 15:55 ]

第79回日本ダービーを制したディープブリランテ(奥)。手前は2着のフェノーメノ

 3歳サラブレッド7572頭の頂点を決める競馬の祭典「第79回日本ダービー」(芝2400メートル・晴良18頭、G1)は27日、東京競馬場10Rで行われ、岩田騎手騎乗の3番人気、ディープブリランテ(牡3=矢作厩舎、父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルス)が、直線の鋭い伸び脚でゴール前の激戦を制し快勝した。

 勝ち時計は2分23秒8。6日に行われたNHKマイルCでの走行妨害で、開催日4日間の騎乗停止処分を受けた岩田康誠騎手は、復帰戦でダービー初制覇を飾り歓喜に号泣した。

 整ったスタートからレースはゼロスが先頭に立ち、2番手にトーセンホマレボシ、3番手にクラレントが付け縦に長く広がった展開で3角へ。4角前から横に広がる形に変わり、4角をまわり直線に入って先頭に立ったトーセンホマレボシが逃げ切りをはかったが、中から一気の追い上げを見せたディープブリランテが驚異の末脚でトップに立ち、外から猛追したフェノーメノを鼻差で抑え1着でゴールに飛び込んだ。
  
 2着から3/4馬身差の3着にはトーセンホマレボシが入り、1番人気のワールドエースは直線での追い上げ及ばず4着に終わった。

 ▽岩田康誠騎手の話 最後は何とか耐えてくれた。写真判定の結果が出て、この馬を信じてよかったと涙が出た。この世代では一番強いと思っていたし、それをダービーで証明できた。

 ▽矢作芳人調教師の話 岩田騎手がつきっきりでディープブリランテを調教してくれて、馬と人のコンタクトが明らかに良くなっていたし、これ以上にない仕上げができたと思う。最後の直線は叫び通しでした。勝てて感無量です。

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2012年5月27日のニュース