【オークス】おぎやはぎ“眼鏡継承”ハッピー突破!

[ 2011年5月20日 06:00 ]

<オークス>抽選で出走が決まったハッピーグラス

 5分の2の抽選を突破して大舞台に駒を進めてきたのがカルマートとハッピーグラス。忘れな草賞2着、フローラS4着とオープンで健闘しているハッピーグラスに大駆けの期待が懸かる。

 フローラS4着、あと一歩のところで優先出走権獲得に手が届かなかったハッピーグラスが5分の2の抽選を執念で突破した。「状態がいいので、出走できることは本当にうれしいね」と田代助手は喜びの表情で語った。外寄りの7枠15番に決定。「1コーナーまで距離がある東京芝2400メートルなら、そう気にすることもない。前走(芝2000メートル)と似たような枠(14番)でも、前走よりは楽なんじゃないかな。東京コースも経験しているし問題ない」と外枠にも心配無用の様子だった。

 出走への準備は万全だった。18日の追い切りの動きは出色。坂路で松田が騎乗し、低いフォームで四肢を懸命に繰り出した。左右のムチで刺激され、残り200メートルから追い出すと、ラストまで勢いを持続。4F54秒0、1F13秒2を刻んだ。藤原英師も「馬場が悪い中で、よく走っている。ここに来て馬がしっかりしてきた」と喜んだ。

 桜花賞馬マルセリーナを筆頭に6頭が顔をそろえるディープインパクト産駒の1頭。母ビッグハッピーはダート主体に5勝。準オープンの常連だった。兄パワーストラグル(父シンボリクリスエス)、姉ヤサシイキモチ(父ビッグサンデー)も現役で活躍しており、3番目にディープインパクトを種付けして生まれた期待馬だ。競馬通として知られるタレントのおぎやはぎが競馬番組の中で名付け親になったのも話題。眼鏡(グラス)にこだわりを持つ2人が母名にプラスして命名したもの。抽選突破の追い風に乗って大仕事をやってのけるか。

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2011年5月20日のニュース