【日本ダービー1週前追い】デボネア勝負手“解禁”80秒7

[ 2011年5月20日 06:00 ]

<日本ダービー>CWウッドコースで佐藤騎手を背に単走で追い切るデボネア

 ダービー(29日、東京)の1週前追い。皐月賞4着デボネア(牡=中竹)はCWコースで6F80秒7~1F12秒6と長めからしっかり攻めてきた。中竹師は満足顔だ。「ポリトラックで併せ馬か、CWコースで単走かで選んだ。もっと負荷を掛けたいなと思ってね。重たい馬場で全身を使っていい動きだった」。この中間から調教内容を坂路からコース主体に変えた。もともと丈夫とは言い難いアグネスタキオン産駒で、しかも大型馬。脚元が反り気味の形状をしていることもあって「怖くてやれなかった」とハードトレを封印してきた。それが「ダービーでそんなことは言っていられない。距離も負荷も今まで以上。それがいい方向に出れば」と勝負手に出た。

 今回最大の話題は世界の名手・デットーリの鞍上招へいだ。JRAでジャパンC3勝、JCダート1勝。世界中のトップレースを手中に収め、G1勝利は100を超える。馬主のシェイク・モハメド殿下はUAE、ドバイの元首であり、競走馬管理団体・ゴドルフィンの総帥。その主戦騎手がデットーリで中竹師は「皐月賞の時から想像はしていた」と言う。「(JRA短期免許の)申請は済んでいる。あとは就労ビザの問題。ビザさえ下りればOKと思う。今週末にはっきりする」とのこと。豪華コンビの実現なるか注目だ。

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2011年5月20日のニュース