【川口SGオールスター】永井がシリーズ初白星!

[ 2011年5月20日 06:00 ]

 21日の準決勝戦進出を目指して、3日目が予選ラスト。気温の上昇で主力勢が調整に苦しんでおり、最後まで激しいポイントの奪い合いが避けられないムードだ。そんな状況で、09年の第28回大会(飯塚)以来、2回目のオールスターVを狙う“SGグランドスラマー”永井大介(34=船橋)が、2日目10Rでお待たせのシリーズ初白星。勢いに乗ってきょう3日目12Rで連勝を目指す。

 永井の強さだけが際立った2日目10Rだった。スタートから豪快に外をブン回った永井は、2周目で早々と自分と同じ10ハン勢をさばいて3番手へ浮上。3周1コーナーで当然のように先頭に躍り出て決着をつけた。

 レース後は「リアタイヤが良くなくて、コースが小さくなってしまった」と終盤でペースが上がらなかったことを気にしていた様子。「平田選手より先に行ければ何とかなると思っていたけど、スタートを切れて良かった。どうしても重くてスムーズさがない」。まだ本来のパワー勝負に持ち込めずに表情は曇ったままだった。

 それでも「直線の威力はあるので、それを失わないように乗り心地を上向かせたい。ヘッド回りと電気を扱っていく」とすぐさま方向性を打ち出した永井。決して現状に満足せず、高いレベルを見据えるスタンスさえあれば、3日目12Rも最高の結果で締めくくれるはずだ。

 予選2日目を終了して、永井を含めて高橋貢、浦田、早川、有吉、森、岡部ら初日12R勢は順当にポイント上位を形成。さらに、予選スタート組でも中村、伊藤信、久門、三浦、武藤らが好調な走りでシリーズを盛り上げている。

 主力クラスでは荒尾、片平、角南、若井、木村、浜野、池田、高橋義、平田、佐々木らも予選クリアへ比較的余裕がある立場だが、ボーダー下位に甘んじている東小野、田中茂、篠原らは厳しい勝負駆けを強いられそうだ。

続きを表示

2011年5月20日のニュース