【丸亀・オーシャンC】池田浩二SG3V手応え

[ 2010年7月14日 06:00 ]

丸亀SG連覇を狙う池田

 ナイターSG「第15回オーシャンカップ」は14日、丸亀競艇場で開幕。初日メーン、12Rドリーム戦は丸亀SGV2(03年グラチャン、09年MB記念)の実績を誇る1号艇の池田浩二が本命を担う。

 昨年のMB記念に続く丸亀SG連覇を狙う池田が、前検からまずまずの手応えをつかんだ様子だ。開口一番に語ったのは「回転は上がっていた」という言葉。前検が行われた13日の湿度は降雨の影響で高く82%。回転の上がりにくい気象条件で、何人もの選手から「重い」「回っていない」というコメントが聞かれたが、池田には関係なかったようだ。
 周囲との比較を聞かれた際も「そんなに差はなかった。スタートも、大体勘通りに行けた」と淡々と回答。控えめなコメントが多い普段の池田に比べると余裕が感じられる前検インタビューだった。1号艇で迎えるドリーム戦を白星で飾る可能性は高い。
 ドリーム戦メンバーの中で最も気配が目立っていたのは服部だ。こちらの第一声は「もうひとつ」だったが、スタート練習で見せた直線の舟足は軽快そのもの。同じ班で練習を行った重成も「服部さんの舟が一番動いていた」と認める力強さだった。残る4人も他艇との比較では決して悪くはない。特に今垣は、前検が良くなかった原因はペラと把握している。本番で急激に良化してきそうだ。
 2連対率No・1の39号機を獲得したのは寺田。エンジントラブルで予定されていた5班のS練習には参加できなかったが、ラスト9班で見せた動きは上々。「よく分からなかった」と前置きしながらも、伸びには「少し良かった」と好感触。展示タイム6秒66も上位と呼べる部類だ。
 2連対率40%オーバーの注目エンジンを獲得した山崎、菊地、田中、杉山も目を引く動きを披露。初日からエンジン素性通りのパワーを引き出してくるだろう。ほかでは辻、石野、毒島が機勝率を大幅に上回る気配。枠番に関係なく注目が必要だ。

 ◆池田の丸亀SG制覇 第13回グラチャン(03年6月29日)進入はオールスローの125634・。5コースからコンマ01のスタートで飛び出した白井が1M果敢にまくるも、イン池田が好ターンで踏ん張ってそのまま押し切り1着。デビュー5年8カ月でうれしいSG初Vを飾った。
 第55回MB記念(09年8月30日)進入は123・456。イン先マイを狙った松井は、2コースから握った山崎をけん制する形となりターンがやや流れ、冷静な差しハンドルを入れた池田が2M先取りに成功。通算4回目のSGタイトルを手中にした。

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2010年7月14日のニュース