【阪神JF】“栗東留学”アパパネ跳ねる12秒2

[ 2009年12月10日 06:00 ]

<阪神JF追い切り>栗東の坂路でシャープな伸び脚を披露したアパパネ

 栗東滞在の関東馬アパパネが軽快な動きで追い切りを消化。全体時計は計時エラーでも、モニターを通してスピード感はしっかり伝わってきた。柔らかみがあり、いかにも瞬発力がありそうな身のこなし。ラスト1Fは12秒2で鋭く伸びてゴールへ。国枝師が納得の表情で切り出した。

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 「最後までしっかりしたいい動き。しまいもタレることなく、ゴールしてからも“まだ走りたい”ってい感じだったね」
 今となっては関東馬の“栗東留学”も決して特別なことではない。関東トレーナーの中でも、いち早く導入したのが国枝師だ。昨年の阪神JFはダノンベルベールが2着、今年の天皇賞・春ではマイネルキッツが激走Vで“留学効果”を証明。アパパネの母ソルティビッドも7年前の秋に栗東滞在(ファンタジーS5着、阪神JF17着)の経験がある。
 「ベルベールは繊細なところがあったけどアパパネはお母さんと似ていて落ち着いている」
 休み明けのここ2走、未勝利→赤松賞の連勝が文句なしの勝ちっぷり。「前走も思っていた以上にいい内容だったからね」。国枝師は2歳女王のタイトルをハッキリと意識している。

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2009年12月10日のニュース