【06年・阪神JF】ウオッカ伝説の始まりは4番人気

[ 2009年12月10日 06:00 ]

 【名牝への登竜門=3】ジャパンCで7つ目のG1タイトルを獲得し、今や史上最強牝馬となったウオッカ。新装コースとなった阪神での初G1、06年阪神JFがサクセスストーリーの始まりだった。

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 当時は1勝馬で、4番人気の低評価。しかし、レースでは前評判を覆す強烈なパフォーマンスを披露。直線で外に進路を取ると、先行押し切りを狙う圧倒的1番人気アストンマーチャンを首差とらえた。勝ち時計1分33秒1は、いまだ破られない芝1600メートルの2歳レコードだ。今では当たり前のように思える鋭い末脚も、この時はまだ新鮮。管理する角居師は「しびれた、強いなー」と目を丸くしていた。
 牝馬64年ぶりのダービー制覇、牝馬初の獲得賞金10億円突破、史上初となる東京芝の古馬G1完全制覇…。ウオッカはいくつものサプライズを起こしたが、初めてファンに衝撃を与えたのが、この一戦だった。

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2009年12月10日のニュース