東から本音 障害でツェッペリン再生

[ 2008年11月28日 06:30 ]

 【東西ドキュメント 美浦27日】絶好調の馬がいれば、再起を期す馬がいるのが競走馬の世界。土曜の東京4R・障害未勝利戦。小田はサンツェッペリンに注目していた。昨春の皐月賞2着、ダービー4着馬。しかし、昨年1月京成杯を最後に白星から見離され、今年は白富士S13着、マーチS16着。じっくり間隔を空け、新天地での低迷脱出を狙っていた。美浦の調教スタンドで熱視線を送る斎藤誠師が熱い。

 「実は育成先の加藤ステーブルでは幼少時から調教の一環として障害を取り入れているので、何かきっかけを…と以前から考えていました。平地も含めて十分乗り込んだし、跳びも無難。障害は気を抜けない分、集中力の持続という意味でもいいと思う」
 トレーナーは障害&リフレッシュ効果に期待を寄せる。先週終了した秋の福島は5勝でリーディングと厩舎の勢いも上々。関東代表として、昨年の3冠を走り抜いた実力馬の復活を小田は心から祈っていた。

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2008年11月28日のニュース