格より調子でブルーメン／ヴィクトリアＭ

　【３連単ナビ】使い古された格言だが「牝馬は格より調子」。「格」で言えば歴史的ダービー制覇を成し遂げたウオッカにかなう馬はいない。だが、ドバイ遠征の検疫明け。見た目にも細い馬体は、どうしても気に掛かる。格言通り「調子」を重視するならばブルーメンブラット。昨秋からの充実ぶりには目を見張るものがある。

　特にパワーアップしたと感じるのが末脚。昨年のこのレース（８着）では先行したように、以前は脚質が安定しなかったが、昨秋からの５戦は末脚勝負に徹してすべて４着以内と好走。阪神Ｃは後方から大外を回ってスズカフェニックスに０秒１差３着。阪神牝馬Ｓではエイジアンウインズが絶妙なペースで逃げ切る展開で、メンバー中最速３Ｆ３３秒５の剛脚で首差２着まで肉薄した。末脚自慢のウオッカ、ベッラレイアと叩き合っても互角に戦える。
　馬群に包まれる危険のある２番枠はベストとは言えないが、そこは同馬で【１１００】と抜群の相性を誇る後藤の手綱さばきに期待。関東リーディングを争う名手は石坂師の信頼も厚い。アロンダイト（０６年ＪＣダート）、サンライズペガサス（０５年毎日王冠）など、ここ一番での勝負起用がピタリとハマっている。
　配当を考えれば頭狙いで点数を絞りたい。ウオッカ以下重賞で実績のあるジョリーダンス、ニシノマナムスメ、ベッラレイアに、東京マイルで一変がありそうなトウカイオスカーを相手に組み込む。（２）の１着固定で（４）（９）（１１）（１３）（１７）２０点。（ナビ班）