「豊臣兄弟」義昭叱責&信長恩賞→光秀“板挟み”比叡山焼き討ちは「本能寺の変への第一歩」要潤語る裏側

[ 2026年4月26日 20:45 ]

「豊臣兄弟!」明智光秀役・要潤インタビュー(上)

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第16話。明智光秀(要潤・右)は比叡山焼き討ちを実行し「こうするしかないのじゃ。こうするしか…」――(C)NHK
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 俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は26日、第16回「覚悟の比叡山」が放送され、織田信長による「延暦寺焼き討ち」(1571年・元亀2年)が描かれた。知将・明智光秀役を好演し、存在感を示している俳優の要潤(45)に撮影の舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 要の大河出演は2021年「青天を衝け」以来5年ぶり4回目で、戦国大河は初。戦国最大のミステリー「本能寺の変」(1582年・天正10年)へ期待は高まるばかりだが、光秀に討たれる織田信長役の俳優・小栗旬とは意外や対面で初共演となった。

 今作の役柄紹介は「領民に慕われ名君と称された人格者であり、教養に長けた文化人であったともいわれているが、その素顔はいまだ謎のベールに包まれている」という奸臣・明智光秀。大河ドラマにおいては、俳優の長谷川博己が主演を務めた20年「麒麟がくる」で主人公に(信長役は染谷将太)。1996年「秀吉」では俳優の村上弘明(信長役は渡哲也)、23年「どうする家康」では怪優の酒向芳(信長役は岡田准一)。作品毎にキャラクターづけが異なるのも興味深い。

 この日、織田信長(小栗旬)に厳命され、明智光秀(要潤)は木下藤吉郎(池松壮亮)とともに「比叡山焼き討ち」を実行。燃え盛る本堂に、屍が折り重なる。「信長様の目は欺けぬ。こうするしかないのじゃ。こうするしか…」。女と子どもも殺めた後悔か。藤吉郎に力なく吐露し、足取りは重い。

 要は「光秀個人としては本当は皆殺しにしたくない、という気持ちを絶対捨てずに演じようと思いました。崩れ落ちてしまいそうになる自分を自分で必死に支えている感覚。藤吉郎が一緒にいたから自分を保つことができたし、彼には本心を打ち明けることができた。板挟みになる中間管理職のつらさですよね」と光秀の苦渋の決断を振り返る。

 足利義昭(尾上右近)に「人の所業とは思えん。いつからそのような外道に成り下がった!」と叱責された後、信長からは近江・坂本城の恩賞。「信長に認められたという喜びはなくて、辞表を出すつもりで対峙していました。信長はそれが分かっているので、辞表を出させないよう褒美を与えてくる。公方様と信長の間でも板挟みですよね。公方様に救われ、公方様を守ることが天命になった光秀なので、自分の弱さを全部見せることはできない。信長に辞表を叩きつけることもできない。じゃあ、自分はどうすればよかったのか。何が正解だったのか。この先、どちらに付いていけばいいのか。それが分からない苦しみが色濃く出た回だと思います」と解釈。

 「ある意味、本能寺への第一歩、最初の布石と言えるヤマ場。まだ先は長いので、これから2個も3個も山を作って、本能寺に至った時には富士山よりも高く大きくなった山をドカーンと壊すことになると思います(笑)」と中盤のクライマックスへの意気込みを語った。

 =インタビュー(中)に続く=

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