NHK会長 ネトフリ独占放送のWBCに言及「競争だけではなく、連携も含めた新たな提供の形を」

[ 2026年3月18日 14:08 ]

NHK・井上樹彦会長
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 NHKの井上樹彦会長(68)が18日、東京・渋谷の同局で定例の会長・メディア総局長会見を行い、米動画配信大手「Netflix」(ネットフリックス)の独占放送となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)についてコメントした。

 WBCは日本時間18日、米国とベネズエラの決勝戦が行われ、ベネズエラが初の世界一に輝いた。日本(侍ジャパン)はベスト8で敗退した。

 同大会は地上波放送はなく、Netflixの独占放送に。地上波放送がなかったことでも話題に。8日の1次ラウンド・オーストラリア戦には、天皇、皇后両陛下、長女愛子さまが観戦された天覧試合。その試合すら地上波の放送はなく、公共放送としてNHKに放送してほしかったとの声も聞かれた。

 井上会長は「日本代表は残念な結果となりましたけれども、連日の熱戦は野球の醍醐味(だいごみ)を実感させてくれたと改めて感じております」と評価。一方で、ネットフリックスが独占配信だったことにも「テレビ地上波での放送が行われなかったことについて、各方面で議論が行われたと承知しております」と受け止めを明かした。

 「私個人としては、放送権料の著しい高騰によって、こうした国民的なスポーツイベントを視聴する機会が限られてしまうことは、スポーツの普及という面からもあまり好ましいことではないと感じております」と見解。「NHKとしても、国民的なスポーツイベントを誰もが楽しめる機会を設けることは、公共放送、公共メディアとして果たすべき役割の一つと考えております」としつつ「今後関係者の間で前向きな議論を行う場が設けられる必要があるのではないかと思っております。例えば、配信事業者と競争するだけではなく、連携も含めた新たな提供の形を模索することも、これからの解決策として検討し得るのではないかと思っております」とコメントした。

 「WBCは終わりましたけれども、来週からはアメリカのメジャーリーグが開幕します。NHKでは今月27日、大谷(翔平)選手がおりますドジャースの開幕戦をはじめ、今シーズンも連日お伝えしてまいります。NHK BSを中心に、レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせて200試合以上を放送する予定です」とアピールした。

 今回のWBCについて「NHKではニュースあるいは番組でWBCの話題はお伝えしてまいりました」と説明。「一般的には、いたずらに放送権料が高騰して、国民的関心の高いスポーツを視聴する機会が限られてしまうということは好ましくないと思っております。ただ、受信料で運営されておりますNHKとしては、放送権料に無制限にお支払いすることはできません」としたうえで「関心の高いスポーツイベントを広く視聴できる環境の確保について、海外の状況、それから国民的な議論の動向を見極めながら、放送権をめぐる情報をこれからさらに収集分析しまして、NHKとして放送すべきそうしたスポーツコンテンツをですね、取捨選択していくということになります」とした。

 とはいえ、現状で「具体的な構想があるわけではない」とも補足した。

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