イクラちゃん声優・桂玲子さん死去「ハーイ」「チャーン」「バブー」3言で感情表現「サザエさん」長年支え

[ 2026年3月5日 05:30 ]

桂玲子さん(俳協公式サイトから)

 テレビアニメ「サザエさん」のイクラちゃんの初代声優を担当した桂玲子(かつら・れいこ、本名金内玲子=かねうち・れいこ)さんが2月22日午前9時33分、誤嚥(ごえん)性肺炎による呼吸不全のため都内の病院で死去した。89歳。福岡県出身。葬儀は親族の意向で近親者のみで行った。お別れの会などは予定していない。喪主は長男金内吾郎(かねうち・ごろう)さん。

 所属の俳協によると、最後の仕事は昨年5月放送のフジテレビ「サザエさん」で、翌6月から波野イクラの声は平井祥恵にバトンタッチした。その後は高齢でもあったため「ゆっくり過ごしていた」(関係者)という。夫は2020年に87歳で死去した俳優の金内喜久夫さん。

 桂さんは、九州朝日放送劇団や文学座研究所を経て、声優の道へ。1969年にスタートした「サザエさん」では70年代初めから、フグ田サザエのいとこの波野ノリスケの息子・イクラを担当。「ハーイ」「チャーン」「バブー」の3言しか発しない幼児だが、その発し方やトーンで気持ちや機嫌を豊かに表現してきた。

 イクラだけでなく、カツオのクラスメート・かおりちゃんと、タラちゃんのガールフレンド・リカちゃんの声も兼任。他にも「ヤッターマン」オモッチャマ役、「一休さん」さよちゃん役、「オバケのQ太郎」の2代目・O次郎役など、国民的アニメの主要キャラクターを務めた。

 2023年2月にはフグ田タラオの初代声優を務めた貴家堂子さん(享年87)が死去。SNS上には「イクラちゃん、タラちゃんの元へ」と冥福を祈る声が相次いだ。

 桂 玲子(かつら・れいこ)1937年(昭12)2月8日生まれ、福岡県出身。高校時代に演劇部に所属し、卒業後の58年に九州朝日放送劇団に入団。ラジオドラマなどに出演。63年に文学座研究所に入団し声優に。波野イクラのほか「フランダースの犬」のアロアなどを担当した。

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